ネックレスの状態をチェックしましょう
東京・日本のpearls.jpより。
はじめに介
真珠ネックレスをお持ちの皆さま、こんにちは!
お客様に真珠についてもっと知っていただきたい——その想いから、真珠ネックレスをお持ちの方に向けて、注意すべきポイントをまとめました。特にこれから夏の暑さが本格化する季節、知っておきたい5つのポイントをご紹介します。執筆は、 Pearls.jp 東京・日本の真珠専門家チーム:
- 糸通し(ストリンギング)
- 留め具の頑丈さ
- テリ(光沢)のレベル
- 汚れ
- 長さ
1. 真珠ネックレスの糸通しの品質
時間の経過とともに、真珠ネックレスを通している糸は弱くなることがあります。これは着用頻度や気候によって変わります。糸が弱まれば、当然ながらネックレスが切れるリスクが高まります。ネックレスをご覧になる際は、糸にご注目ください。糸が「毛羽立って」見えたり、すり減って見えるようでしたら、糸を通し直すサインです。あわせて結び目(ノット)の締まり具合もご確認ください(アミットでお求めいただいたネックレスは、真珠と真珠の間に必ず結び目があります。これが本来あるべき姿です)。結び目の間で真珠を動かしてみてください。両側の結び目にしっかり挟まれて動かなければ、結びは良好な状態です。逆に結び目の間で真珠が動いてしまう場合は、糸が緩んでいるサイン。お持ち込みいただいて点検することをおすすめします。真珠と真珠の間に結び目がない場合は、きちんと結び直す形での糸通しが必要です。最近では、ブランドやジュエリーショップが真珠をワイヤーで通し、シリコンビーズで真珠の間を区切る方法も見られます。これは理想的とは言えません。ワイヤーが切れれば真珠が散って失われてしまいますし、ワイヤーは糸のように体のラインに沿わないため、硬い見た目になってしまいます。

このネックレスの糸にご注目ください。結び目はしっかり締まっていて、真珠と結び目の間に隙間がありません。結び目から「毛羽」が出ていないのも、糸通しが良好である証です。本来、ネックレスはこのような姿であるべきです。
2. 留め具の頑丈さ
ネックレスでもう一つ確認したい重要な要素が、留め具とその安全性です。留め具が外れれば、連(ストランド)ごと落下して切れてしまうこともあります。確認は簡単です。留め具を閉じた状態で、優しく引っ張ってみてください。強い力をかけると壊れる恐れがあるため、力加減はあくまで軽く。意図せず留め具が開いてしまう場合は、修理や交換が必要です。留め具の中には、不意に外れてもネックレスが落下しないよう安全機構が付いているものもあります。この機構もきちんと機能しているか、あわせてご確認ください。

留め具を軽く引っ張って、不用意に開かないかご確認ください。壊れないよう、強く引っ張りすぎないように。頑丈さを確かめるのに十分な、優しい力加減で行ってください。
3. 真珠のテリ(光沢)のレベル
ご購入時と比べてテリ(光沢)が少し落ちたと感じる場合、ネックレスのお手入れが行き届いていないサインかもしれません。まず、湿らせた柔らかい布でネックレスを数回拭いてみてください。石鹸や薬剤は使わず、布を少し湿らせる程度の水だけで結構です。ネックレスには皮脂の薄い膜が付着していることがあり、これが連全体のテリを損なっていることも少なくありません。今後は、当社の 真珠のお手入れのガイドラインに従ってください。要点をまとめると——ネックレスは「最後に身につけて、最初に外す」ものとお考えください。これは、ヘアスプレー、ボディローション、化学物質を含む化粧品などがうっかり付着して連のテリを損なわないようにするためです。これらの成分がネックレスに触れる機会を、できるだけ少なくしてください。また、ネックレスを着用したあとは、柔らかい布で拭くのが理想的です。布は乾いたままで構いません。これで肌に触れた真珠に残った皮脂や香水を取り除くことができます。時折、湿らせた布で同じお手入れを繰り返すのもよいでしょう。ただし、湿らせるのは水だけにしてください(薬剤やその他のクリーニング剤は厳禁です!)。

この2連の日本産真珠ネックレスの間で、テリの違いや、わずかな変色がお分かりになりますか? アコヤ真珠 上の連はわずかに黄色味を帯び、下の連と比べてテリ(光沢)が低めです。このようなネックレスの劣化は、お手入れが適切でないことが原因で起こり得ます。真珠ネックレスを長く美しく保つために、当社のガイドラインに従ってお手入れください。
4. 汚れと付着物
真珠を頻繁にお召しになると、汚れが蓄積することがあります。汚れの除去はとても簡単です。3つ目のポイントと同じ手順で、柔らかい布(必要に応じて少し湿らせても結構です)でネックレスを拭いてください。落ちにくい汚れには、布に医療用アルコールを少量だけ含ませて拭くと効果的です。アルコールはごく少量にとどめてください。

これはアミットで真珠のお手入れに使っている布です。とはいえ、目の粗くない柔らかい布であれば、同様の効果が得られます。
5. ネックレスの長さ
ネックレスの長さは、後から調整できます。これは大切なポイントです。長さの好みは、流行やご自身の感覚によって変わっていくものだからです。長くしたい場合は、お似合いの真珠を数粒お選びして、連に足して通し直すだけ。短くしたい場合は、数粒外して通し直します。外した真珠は、 真珠ジュエリー たとえばイヤリングやブレスレットなど、お揃いの一品にお作り変えいただけます。せっかくお持ちの 真珠ネックレス を、今の長さがしっくりこないという理由でお召しにならない方もいらっしゃいますが、長さはいつでも調整できますので、それは本当にもったいないことです。

これは標準の16インチ(約40cm)の長さです。数粒の真珠を加えたり外したりすることで、ちょうど良い長さに調整できます。お手元のネックレスは、使わずに眠らせるよりも、通し直して長さを整えて、ぜひ末永くお楽しみください。
結論
以上の主なポイントをお読みいただいた後、ぜひお手元の真珠ネックレスをじっくりご覧になり、特別なお手入れが必要かどうかご確認ください。ご不明な点があれば、お気軽にお問い合わせいただくか、ネックレスをお持ち込みいただければ拝見いたします。必要なお手入れを丁寧にご案内いたします。本記事がお役に立てば幸いです。



